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10.132016
カビの見分け方とは?住まいや食品で見分けがつきにくいカビ
住まいの中でカビを発見した時にはただ黒く汚れているだけのように見えるかもしれませんが、カビは微生物の一種で真菌グループに属している糸状菌という菌です。
カビはどうやって育つ?
カビは温度、湿度、酸素、栄養という4つの条件が揃えば、胞子を発芽させ菌糸を伸ばし菌糸体へと成長していきます。成長した菌糸体はコロニー(集落)を作って肉眼で見てわかるような「カビ」という状態になります。
食器の汚れの取り損ない?それってカビかも!?
普段口にするコップなどの食器にもカビが発生していることがあります。鉄やアルミニウム、ガラスやプラスチックといったカビにとって栄養がないように見えるものでも、表面に付着している汚れを足がかりに生育することもあります。カビを繁殖させないようにしっかりと洗って乾燥させましょう。
食品にもカビが発生?
パンや餅などにもカビが発生することがありますが、カビの発生した部分だけを落として食べるという人もいますがカビは食品全体を汚染しています。発がん性がある場合もありますので、カビが発生した場合には食べずに捨てるようにしましょう。カビは部屋の中の様々な場所に生息していますので、卓上に食パンなどを出したままにしておくと空気中のカビに汚染される可能性があります。空気中のカビを完全になくすことはできませんが、できるだけ清潔にしてカビの胞子をなるべく減らすことはできます。暮らしの中でカビを見つけたらカビ取り漂白剤やアルコールなどで滅菌してしっかりと除去しましょう。
冷蔵庫の中は安全?
カビの多くは10℃以下でも生息しますので、冷蔵庫内は隅のほうの食品に青カビや黒カビが繁殖していることがあります。定期的に冷蔵庫内もキッチン用の漂白剤入り洗剤などで拭き掃除するようにしましょう。
お米に黒く付着したものはカビ?
お米にもカビが繁殖することがあり、見た目にはわからない場合でも洗米した時に水が黒っぽくなる場合もあります。見てわかる場合は黒い汚れのようなものが付着しているケースで、急激な温度変化や保管時の温度や湿度が高いことでカビが発生している可能性があります。
干し芋の白い粉はカビ?
干し芋の表面には白い粉が付着していますが、これはカビではなく糖分が浮き出たものです。ただし干し芋もカビが発生することがありますので、青カビ、茶カビ、白カビなどに注意しましょう。白い糖分の浮き出た部分と白カビの区別が迷うところかもしれませんが、盛り上がった胞子状であればそれは白カビです。乾燥しないようにビニール袋に入れて冷蔵保管などをするようにしましょう。
カビを撒き散らさない掃除方法を
カビは部屋の様々な部分に潜んでいますので、掃除をする時には胞子を撒き散らさないようにすることが大切です。カビの発生している部分をいきなり掃除機で吸い取ってしまうと、結果として掃除機から胞子を拡散させてしまうことになります。カビを見つけたらまずはカビ取り洗剤などを活用して除去するようにしましょう。