ガスコンロやガス台など、調理を行う場所の掃除に洗剤をあまり使いたくないという人もいるかもしれません。そのような場合にお勧めなのは、「重曹」を使った掃除方法です。重曹と言えばお菓子作りやアク抜きなどに使うアレ？と思うかもしれませんが、実は掃除にも活躍してしまう魔法の粉とも言えるものです。頑固な汚れもきれいに落としてしまいますので、まだ試したことがないという場合には一度使ってみるとその効き目に驚くことになるかもしれません。

掃除の前に下準備を

まずは重曹を使った重曹水と重曹ペーストを事前に作っておき、掃除の際に使用します。重曹水は汚れにスプレーしたり、浸け置き用として使ったりしますが、重曹ペーストは頑固な汚れに塗って使います。

・重曹水の作り方

重曹水はぬるま湯1Lに対して重曹大さじ4の割合が基準です。2つを合わせて混ぜるだけで出来上がりです。

・重曹ペーストの作り方

重曹ペーストは水1に対して重曹2という割合を基準にして作ります。重曹に水を少量ずつ加えてペースト状になるように調整していきます。

ガスコンロの頑固な焦げ付き

ガスコンロの焦げ付きを放置したままにしておくと、簡単に落とすことができなくなってしまいます。頑固な焦げ付き部分には重曹を振りかけてこすってみましょう。それでも落ちければ重曹ペーストを塗り込み、しばらく放置した後にスポンジなどでこすり落としていきます。汚れが落ちた後には水拭きして仕上げましょう。重曹ペーストはクレンザーよりソフトな研磨剤として使用することができるため、頑固な汚れに最適です。

五徳のカンタン掃除とは？

五徳に付いた固いコゲや油の塊は、重曹水に漬け置いて汚れを柔らかくしてからこすり落とすときれいに落ちます。五徳が入る大きさのバケツやポリ袋などに重曹水を入れて一晩漬け置きすると、次の日にはスポンジで軽くこするだけで落とせます。汚れがかなり頑固な場合には漬け置く時間を長くすると良いでしょう。グリルの網なども重曹水に浸け置いておくことできれいになりますし、壁やタイルなどが油跳ねで汚れてしまっている場合には、重曹水をスプレーして拭き取るときれいになります。

グリルに良いのは米のとぎ汁

肉や魚を焼く際に使用するグリルの網は、重曹水に漬けてもきれいになりますが米のとぎ汁を使う方法もあります。受け皿に米のとぎ汁を入れておくととぎ汁のデンプンが油汚れを落としますので後片付けが楽です。調理後は網をひっくり返してとぎ汁に浸け、しばらく置いてからタワシなどでこすると焦げ付きや汚れが簡単に落とせます。

重曹を使うと掃除が簡単で楽になる

ガスコンロは油汚れがこびりつくと掃除が大変なので面倒に感じるかもしれません。しかし重曹を使うと意外と楽に掃除ができますので一度試してみましょう。また、洗剤などよりも安全なため、調理をする場所の掃除にも安心して使うことができます。