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12.202016
油汚れを落とすのは大変?重曹で中和させれば簡単に落ちる!
重曹は主に油汚れや、お風呂場の皮脂汚れなどを取るのに適しています。
これは重曹の性質によるところが大きく、性質を正しく知る事でよりうまく重曹を活用する事ができるようになるでしょう。
重曹が何故油汚れを落とすのに適しているのか、また重曹を使った掃除方法などを詳しく紹介しましょう。
【なぜ重曹で汚れが落ちる?】
汚れには油汚れや皮脂汚れなどの酸性と、水垢などのアルカリ性の2種類があります。アルカリ性の汚れには酸性で中和させ、酸性の汚れにはアルカリ性で中和させると汚れが浮き上がり大変効果的です。このため、汚れの種類によって洗剤を使い分ける事が大事です。
重曹は弱アルカリ性であり、汚れを分解、中和させる働きがあります。酸性の油汚れに対して弱アルカリ性である重曹で掃除をすると汚れを中和し、分解する為、浮き上がらせる事で軽くこすったり、拭いたりするだけで汚れは簡単に綺麗に落とす事ができるのです。
特にキッチンなどの頑固な油汚れは、水拭きや食器用洗剤では落ちにくく中和の力を使って掃除すると良いでしょう。
【重曹を使った掃除方法】
油汚れが特にひどい箇所と言えば、台所の換気扇や電子レンジの庫内、魚焼きグリルを思い浮かべる人も多いでしょう。
まずこれらの掃除方法を説明しましょう。
(電子レンジの掃除方法)
電子レンジの庫内の汚れは洗剤などを使ってごしごしとこすってもなかなか落ちません。
そんな場合は重曹を使った掃除方法を試してみましょう。
容器に重曹と少しの水を入れてレンジで温めます。これを霧吹きなどに入れてキッチンペーパーに散布させ、数十分置いた後に拭き取ります。脱臭と洗浄が同時にできる為お勧めです。
魚焼きグリルやガスコンロなどの汚れもこの方法で簡単に落とせます。
(換気扇の掃除方法)
あらかじめぬるま湯に付けて油汚れを落とし、その後重曹水の中に付け置きをすると汚れがするっと綺麗に落ちます。
【酢と重曹で頑固な黒カビ掃除】
重曹は油汚れ以外にも多くの場面で活躍します。例えば浴室内の壁の黒カビなどには酢を水で薄めた液体をスプレーで散布して使わなくなった歯ブラシでこすります。
これだけでも充分落ちますが、酢を洗い流した後に重曹を振りかけて10分程度放置すると簡単で綺麗になります。
【まとめ】
重曹を使うとその中和反応から油汚れなどは簡単に綺麗に落とすことができます。ただし汚れには酸性と、アルカリ性の2種類があり、重曹で落とす事ができる汚れは中性汚れですので、汚れにあった洗剤を選ぶ事が大切です。