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9.102016
カビが発生する原因はコレだ!カビの予防対策に有効な方法とは?
カビが繁殖するには温度・湿度・空気(酸素)・養分が必要になります。
それぞれにカビ発生の原因となる条件がありますので、カビを防ぐには条件に合う環境を作らないことが必要です。
カビが発生する温度
カビの発生原因になる温度は20~30度ですが、冷蔵庫の中など低温度でも発生します。
一般的には25度前後になるとカビは活発に発生するようになり、30度以上で発生が衰え36度以上になると止まります。
カビが発生する湿度
空気中の水分が多ければカビは発生しやすくなります。
カビの多くは湿度80%から多く発生します。
カビが発生に必要な酸素
カビは菌糸や胞子を素材の表面に生やし、菌糸を素材内部まで伸ばして栄養を得ようとします。
素材表面に生やすために酸素は必要不可欠なものです。
です。
カビの養分になるもの
カビは、炭水化物、たんぱく質、脂肪、アミノ酸、無機塩類などでできています。
カビは繁殖するためにこれらの物質を外から自力で摂りいれようとします。
カビの原因を抑えて予防するためには?
家庭でカビの発生を予防するために、物理的に、そして科学的に除去していくようにしましょう。
・室内の湿度
カビの発生原因として湿度が大きく関係しますので、室内湿度は65%以下に抑えるようにしましょう。
・エアコンのフィルターはこまめに掃除を
エアコンのフィルターは熱交換機に接して設置されていますので、熱交換機の外側の湿度は運転停止と同時に上昇してしまいます。
そのためフィルターはカビ繁殖の絶好の場所となりますので、エアコンを通過した空気からカビのコロニーが検出されます。
エアコンの手入れが行われていなければ空気中のカビの胞子数は通常の10倍に増えてしまいますのでこまめにフィルター掃除を行うようにしましょう。
・台所は湿度を外に逃がす
台所で調理作業を行う際には換気扇を必ず回して、調理の際の湿度が他の場所へ移動しないようにします。
そして台所で使用するまな板やスポンジなどについても、時々日光にあてて乾燥させるようにしましょう。
・浴室は空気の入れ替えを十分に
浴室は窓を開放して中の空気の入れ替えを常に行うことが必要ですが、窓のない浴室の場合などは十分に換気扇を回すようにしましょう。
また、浴室で使用しているスノコなども日光にあてて乾燥させましょう。
・布製品の洗濯は十分に
タンスの中の衣類や台所のフキンに汚れや湿気が残っているとカビの発生源になってしまいます。
しっかりと洗濯をして完全に乾くまで干すことが大切ですが、洗濯の際にカビを殺すのであれば45度以上のお湯をかけるようにしましょう。
畳やじゅうたんに潜むカビは、業務用大型加熱乾燥機などで加熱処理を行うことでカビを殺すことができます。
他にも注意したいカビの原因
雨の日などは外に洗濯ものが干せないからといって、畳やじゅうたんの部屋に干すとカビの繁殖の原因になります。
また、家の中に観葉植物が多くあると室内湿度が高くなってカビ繁殖の原因となりますので注意しましょう。
完全に除去できないカビは?
家庭でできるカビ対策には限界があります。
カビを除去する塩素系の漂白剤なども販売されていますが、使い方を間違うと塩素ガスが発生して危険です。
取りきれないカビの除去はプロに相談してみるとすっきり綺麗にすることができます。